
シーバス釣りでもっとも大事なのが、季節によってシーバスが何をエサにしているか、ということ。
なぜなら、そのエサによってシーバスの動きも変わってくるからです。
常に生きたエサを食べているシーバスですから、そのエサの習性を知っておくことも重要になります。
基本的に、シーバスは捕食しやすいものを捕食しているとも言われています。
季節によって、どのベイトが食べやすいのか?
今回は、季節別のベイトフィッシュについて見てみたいと思います。
これを見れば、シーバスが今何を捕食しているのか、わかるはずです。
夏から秋のベイトフィッシュ
夏から秋には代表的なベイトパターンが3つあります。
・カタクチイワシ
カタクチイワシの他に、マイワシやアジなどの小型の魚はシーバスの格好のベイトフィッシュの1つです。
釣り好きの人なら、サビキ釣りでおなじみの魚ですよね。
これらは沿岸部で回遊しているのは、よく目にすることと思います。
シーバスもこれらの魚の群れの回遊コースに付いて、一緒に回遊しています。
サビキ釣りをやっている人の釣果が良ければ、シーバスも寄ってきているなと思って構いません。
・サヨリ
水深の浅い場所を回遊しているのが、サヨリです。
干潟などにも入り込んでくる魚で、夏頃から20センチほどのサイズのサヨリを目にするようになり、秋には25センチほどになります。
夏から秋の水深の浅いポイントではサヨリを意識してみてください。
・落アユ
秋になると、産卵のために河口部に降りてくるのが、アユです。
それを狙ってシーバスも河口部に集まってくるようになります。
さらに、雨が降ったりすると、一斉に河口部に流されるので、天候も意識しておきたいポイントです。
・他のベイト
サッパというニシン科の魚やヒイラギも夏から秋のシーバスのベイトフィシュとなっています。
冬から春のベイトフィッシュ
・イナッ子
イナッ子とは、ボラの稚魚のことを言います。
イナは昼夜を問わず表層で群れをなしているので、目でも確認することができるはずです。
・アナジャコ
アナジャコとは、10センチほどの甲殻類で巣穴を作って生息しています。
干潟の泥池などで目にすることができます。
巣穴から出てきたところをシーバスに捕食されています。
干潟の釣りでは意識したいエサとなります。
・バチ
シーバスの代表的なベイトパターンの一つです。
バチとはアオイソメなどのゴカイ類の事を言います。
春の大潮周りの満潮時には、土中からたくさんのゴカイ類が産卵のために水中に漂い始めます。
これをバチ抜けと言いますが、この時はシーバスもゴカイ類ばかりを食べるようになります。
・小イカ
小イカは、イカの幼生の事です。
小イカも干潟や港湾部では、シーバスに捕食されるベイトの一つ。
具体的な種類には、スルメイカやベイカ、ヒイカでサイズが10センチぐらいのものを狙って食べることが多いです。
まとめ
シーバスがその季節に何をベイトにしているのか?
ベイトの動きを考えることで、シーバスにも近くことができます。
ぜひベイトの動きを理解して、今シーバスは何を捕食しているのかを考えてシーバス釣りをしてみてください。